ドル円143円台前半、新規材料難で動意薄 (8/9午前)

9日午前の東京市場でドル円は143円台前半で方向感に欠ける動き。

ドル円143円台前半、新規材料難で動意薄 (8/9午前)

ドル円143円台前半、新規材料難で動意薄

9日午前の東京市場でドル円は143円台前半で方向感に欠ける動き。朝方143.38レベルで取引の始まったドル円は、午前中は材料難から143.09-40の狭いレンジでの取引に終始。東京時間正午現在は143.24レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩海外市場で米国での中堅銀行格下げ等を嫌気して、欧米主要株価指数が軒並みマイナスで引けたことから、売りが先行。本邦でも金融株が売られました。しかし売り一巡後は値ごろ感からの買いも入り、下げ幅を縮小。一旦は前日比プラス圏に浮上する場面もありましたが再び売りが強まり、135円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、イタリア政府が銀行の今年分の「超過利潤」への課税を突如発表したことから欧州株の急落を経て、ユーロドルが急落。ユーロドルでのドル高がドル円にも波及する形でドル円は143.49レベルに上昇し、143.38レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、一目均衡表の「雲」(上限142.82)を脱し、再びドル買い地合いに転じています。6/30高値145.07と8/3高値143.89を結ぶレジスタンスラインが本日143.70付近にあり、一旦レジスタンスとなるものと思われますが、抜けると本格的なドル買い再開につながりかねないことから位置関係には注意が必要です。 

ドル円143円台前半、新規材料難で動意薄

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