東京市場は143円台でのもみあい、明日のCPI見極めムード強まる(23/8/9)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、明日の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとするムードが強まり、143円台前半での狭いレンジ推移となった。

東京市場は143円台でのもみあい、明日のCPI見極めムード強まる(23/8/9)

東京市場は143円台でのもみあい、明日のCPI見極めムード強まる

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、明日の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとするムードが強まり、143円台前半での狭いレンジ推移となった。

昨夜の海外時間では、格付け機関大手のムーディーズが米中小銀行10行の格付けを引き下げ、主要6行の格下げ方向での見直しを行ったことで銀行株が下落。リスク回避の流れからドルは143円台前半とやや買われた。

東京時間では、材料難の地合いとなったことから、ドル・円のレンジは上下30銭ほどに留まった。今晩の海外時間でも目立った経済指標の発表や要人による講演などが予定されていないことから、明日のCPI発表待ちのムードが強まった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:143円37銭
高値:143円39銭
安値:143円06銭
終値:143円07銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:157円04銭
高値:157円27銭
安値:156円90銭
終値:157円06銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:93円77銭
高値:94円02銭
安値:93円53銭
終値:93円81銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:182円65銭
高値:182円82銭
安値:182円44銭
終値:182円54銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:32346円32銭
高値:32407円85銭
安値:32175円64銭
終値:32204円33銭

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

23時30分、米、原油在庫(前週比)、前回:−1704.9万バレル
23時30分、米、ガソリン在庫(前週比)、前回:148.1万バレル

※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド(20日移動平均線(MA)、±2σ)で確認すると、7月6日以降は、6営業日連続陰線示現というきつい下げとなり、バンド下限を下回る場面が見られたものの、100日MA(138円20銭)水準がサポートラインとして意識され反発。バンド上限の+2σ(144円45銭)が拡大しており、上への動きを意識したいところだが、8月3日の戻り高値143円90銭手前でのもみ合いに終始している。

日足の一目均衡表では、雲上限(142円84銭)水準を上回っているが、遅行スパンは実線より下を推移しており迫力に欠ける展開となっている。今後、雲上限が徐々に切り下がることから141円水準までの調整入りは意識しておきたいところだ。

足元、6月30日の高値145円08銭と8月3日の高値143円90銭を結んだ上値抵抗ラインと、7月14日の安値137円24銭と7月28日の安値138円07銭を結んだ下値支持ラインによる三角保ち合いを形成しつつあり、徐々に膠着相場となりそうな地合いだ。明日のCPIをきっかけに戻り高値143円90銭を上回るような相場付きとならなかった場合、保ち合い相場入りが強く意識されそうだ。

昨日も触れた通り、上値抵抗ラインと下値支持ラインが交差するタイミングは9月20日頃となる。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催(9月20日)まで様子見姿勢が強まるとなれば、一か月超、141円を仲値に上下1円ほどの狭いレンジ推移となるだろう。

今晩の海外時間は、目立った売買材料が予定されていないことから様子見姿勢が強まると想定。上値メドは、本日の高値水準の143円40銭、下値メドは一目均衡表の雲上限水準を少し下回る142円70銭とする。

東京市場は143円台でのもみあい、明日のCPI見極めムード強まる

ドル円日足

注:ポイント要約は編集部

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