ドル円、144円挟みで米雇用統計待ち (7/7午前)

7日午前の東京市場でドル円は144円を挟んでのもみ合い。

ドル円、144円挟みで米雇用統計待ち (7/7午前)

ドル円、144円挟みで米雇用統計待ち

7日午前の東京市場でドル円は144円を挟んでのもみ合い。朝方144.06レベルで取引の始まったドル円は、序盤143.80まで下げた後、実需とみられるドル買いに仲値公表にかけ144.20まで上昇しました。しかし、海外時間に米雇用統計の発表を控えて様子見気分が強く、その後は144円を挟んでの一進一退の動きとなり、東京時間正午現在は144円丁度レベルで取引されています。

日経平均株価は、米国の利上げ長期化からの景気後退懸念に、昨晩欧州を中心に主要株価指数が大きく下落した流れを受け、本日も売りが先行、下げ幅は序盤一時400円を超えました。しかし、連日の下げに、銘柄によっては割安感からの買い戻しも入り下げ幅を縮小。154円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された米6月ADP雇用統計や、6月サービス業PMI、ISM非製造景況指数等の好調に、ドル円は欧州序盤の安値143.56から一時144.65まで上昇しました。しかし、その後は米金利先高観と長期金利の上昇による株価の下落が重石となり、144.06まで下げて東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩からの下落で、一時転換線を割り込み、以前上抜けた3月中旬からの上昇チャネル内に戻ってきました。取引レンジも144-145から約50銭下方向に一旦シフトしたイメージです。

ここで5/11安値133.75を起点とした、新たな(より急な)上昇チャネルを引き直してみると、チャネル下限のサポートは本日143.12レベル。上昇角度は本日142.70近辺を上昇中の21日移動平均線に近く、この2つのある143円付近を雇用統計前の新たなサポートと想定してみます。
一方上方向のターゲットは、引き続き節目の145円(6/30高値の145.07)、昨年高値からの下げの76.4%戻し146.12、今回引き直した上昇チャネル上限(本日147.60レベル)等です。

ドル円は、一旦短期の持ち合いを下抜ける形で144円を割り込んだものの底堅さも確認。今晩の米雇用統計の結果次第ではドル円の上方向の目も十分ありそうで、予断を許さない状況です。

ドル円、144円挟みで米雇用統計待ち

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