ドル円144円台、高値圏での推移続き介入警戒感後退も (7/4午前)

4日午前の東京市場でドル円は、144円台半ばでのもみ合い。

ドル円144円台、高値圏での推移続き介入警戒感後退も (7/4午前)

ドル円144円台、高値圏での推移続き介入警戒感後退も

4日午前の東京市場でドル円は、144円台半ばでのもみ合い。朝方144.68レベルで取引の始まったドル円は、日経平均株価の反落等を受け、序盤に144.43まで下落しました。その後は日経平均が下げ止まったことなどを受け持ち直し、東京時間正午現在は144.60レベルで取引されています。

日経平均株価は、前日500円超上げて高値を更新した反動で、利益確定売りが先行。米ISM製造業指数の不冴えや、前日発表された中国のガリウム、ゲルマニウム等の半導体素材の輸出規制も重石となり、下げ幅は一時400円を超えました。終盤はやや買い戻され、306円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米6月ISM製造業指数の予想外の悪化にドル円は米国時間に一時143.99まで急落する場面もありましたが、短時間で買い戻され、米長期金利の上昇もあってほぼ急落前の水準を回復。144.67レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、先週末に一旦145円台に乗せたものの、それ以降は高値警戒感もあって144円台中心のもみ合い推移が続きます。ただ、144円台での推移が長くなってきており、「急激な変動」とは言いにくくなりつつあることや、先週末のイエレン米財務長官の介入の是非に関しての「根拠をよりよく理解しようとしており、日本の当局者とも連絡を取り合っている」「市場で決定される為替レートを信じている」との発言も踏まえると、市場の介入警戒感は次第に薄れてくるものと考えられます。本日は米国が独立記念日の祝日で海外時間の市場が薄くなることから、海外時間にかけての再度のドル買いの動きに要警戒です。

ドル円144円台、高値圏での推移続き介入警戒感後退も

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