ドル円140円台、高値圏でFOMC待ち
14日午前の東京市場でドル円は140円台序盤中心の推移。朝方140.21レベルで取引の始まったドル円は、序盤に140.28まで上げて失速。仲値公表にかけ下落し、10時過ぎに一時139.94まで下げるも139円台は買い戻され、東京時間正午現在は140.06レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩CPI発表後の米主要株価指数が上昇したことを受け、買いが先行、一時3万3,400円台に乗せ1990年3月以来の高値を更新しました。その後も底堅く推移し、288円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、発表された米5月CPIで、ヘッドラインが事前予想、前月を下回った一方、コア部分は、事前予想ほどには鈍化せず、評価が分かれる結果となりました。発表直後にドル円は米長期金利低下を伴って139.01まで急落したものの、その後は米長期金利、ドル円ともに発表前を上回る水準に急反発し、ドル円は一時140.31の高値をつけた後、140.22レベルでアジア時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、昨晩の上昇で21日移動平均線、転換線を上放れ緩やかな上昇基調に回帰したものの、基本は最近のレンジ内の取引にとどまっています。
市場は明日未明のFOMC結果公表待ち。昨日のCPI鈍化で、今回の利上げ見送りはほぼコンセンサスとなっていますが、3か月毎に発表されるメンバーの年末政策金利予想の変化や、パウエル議長の会見のトーンに注目が集まります。
ドル円日足
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