日銀の苦悩(2016年11月2日)

注目された日銀金融政策発表は現状維持、市場の関心はFOMCの動向に移っています。

日銀の苦悩(2016年11月2日)

ドル円:11月2 日のファンダメンタル分析

東京市場では日銀会合を前に動意薄の展開が続き、発表前後の思惑的な上下の振れもまったく見られませんでした。内容は予想通り現状維持で、これと言って気になる内容も無かったことから、すぐに市場の関心は本日のFOMCへと移行した様子です。後場に入り中国の強い経済指標に反応し、クロス円が強含む展開も見られましたが、NY市場に入り、米国株が大幅安となったことから急速にリスクオフムードが高まり、クロス円は上昇前の水準へと戻し、ドル円は引けにかけて一時103.80レベルの安値を付けました。先週金曜のクリントン氏の新たなメール問題が直近の世論調査にも影響を与え始めていて、結果をひっくり返すところまでは行かないであろうとの見方が大勢ではあるものの、再びトランプリスクによるリスクオフが意識される展開となっています。

ドル円:11月2 日のテクニカル分析

ドル円は、先週末の105円台でいったん短期的な高値をつけたと思われる動きの中で、昨日は米国株の売りが円買いを強める結果となりました。特に欧州市場ではクロス円の買いが強まっていただけに、短期筋の投げも加わって先週初の水準へと押してきています。本日は週末の雇用統計を占うADP全国雇用者数、FOMCと控え、再び波乱があるとするとNY市場ということになりそうです。そうした材料を除けばリスクオフの動きが継続しやすい地合いで、104.40レベルをレジスタンスに、103.60レベルをサポートとする流れを見ておきます。

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