ドル円138円台後半、米6月利上げ観測後退で水準下げるも、雇用統計を前に小動き (6/2午前)

2日午前の東京市場でドル円は138円台後半中心の動き。

ドル円138円台後半、米6月利上げ観測後退で水準下げるも、雇用統計を前に小動き (6/2午前)

ドル円138円台後半、米6月利上げ観測後退で水準下げるも、雇用統計を前に小動き

2日午前の東京市場でドル円は138円台後半中心の動き。朝方138.79レベルで取引の始まったドル円は、時間外の米長期金利が小幅に反発したことから139.05レベルまで買われる場面もありましたが、すぐに反落。東京時間正午現在は138.75レベルで取引されています。イベント前の調整主体で大きな動きとはなっていません。

日経平均株価は、昨晩欧米の主要株価指数が軒並み上げたことを受け買いが先行。今週大きく値を上げた情報技術系銘柄に利食い売りが入った他は、ほぼすべての業種で上げ、236円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、連日のFRB高官のハト派発言に、このところほぼ確実視されていたFRBの6月利上げの可能性が著しく後退。これを受けて米国時間に入り米長期金利が急低下しました。ドル円は、発表されたADP雇用統計の強い内容に一旦小戻しする局面もあったものの、その後のISM製造業景況指数の不冴えが追い打ちをかけた格好で、深夜に138.45の安値をつけ、やや戻して138.80レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨日の下落で転換線を下放れ、ドル買い地合いが弱まっています。当面のサポート、本日137.66レベルを上昇中の21日移動平均線までの下値余地が広がっていますが、137円台前半には200日線や基準線も位置しており、強いサポート帯を形成しています。

市場は今晩の米5月の雇用統計待ち。非農業部門雇用者数の変化は弱めの19万5千人増、平均時給の伸びも前月比+0.3%とやや弱めの事前予想となっており、これに近い結果となった場合にはドル円が一段安となる可能性もあり要注視です。

ドル円138円台後半、米6月利上げ観測後退で水準下げるも、雇用統計を前に小動き

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