ドル円136円台半ば、日経平均株価は3万円台を回復 (5/17午前)

17日午前の東京市場でドル円は136円台前半でのもみ合い。

ドル円136円台半ば、日経平均株価は3万円台を回復 (5/17午前)

ドル円136円台半ば、日経平均株価は3万円台を回復

17日午前の東京市場でドル円は136円台前半中心のもみ合い。朝方136.39レベルで取引の始まったドル円は、午前中136.31-53の狭いレンジでの取引に終始。東京時間正午現在はやや値を上げて、136.51レベルで取引されています。

日経平均株価は、朝方発表された1-3月期の本邦GDPが3四半期ぶりにプラスとなり、事前予想も上回ったことや、円安が進行したことが好感され買いが先行。一時200円超上げて年初来高値を更新し、196円高の30,039.41円と、約1年8か月ぶりに3万円台を回復して午前の取引を終了しています。米主要株価指数は前日軒並みマイナスで引けていますが、海外投資家の一部に金利の高止まりが続く米市場から、株価の上昇が遅れたものの金融緩和を継続し、企業業績に改善の見られる日本への資金シフトの動きが出ている模様です。

昨晩海外市場では、発表された米4月小売売上高が事前予想に届かなかったことから米国時間にドル円は一時135.69まで急落する場面もありました。しかし、すぐに持ち直し、その後発表された4月鉱工業生産等の米指標が好調だったこともあり、深夜過ぎに136.68の高値をつけた後136.40付近でアジア時間につないでいます。
尚、注目されたバイデン大統領の連邦債務上限引き上げ交渉は、合意に至らなかったものの、民主共和両党の間に、デフォルトはさせないとの強いコンセンサスがあったとされたことや、バイデン大統領がG7後のオーストラリア、パプアニューギニア訪問を取りやめ、交渉を継続することが明らかになったことで為替市場への影響は限定的でした。

テクニカルにはドル円は、5/2高値137.77からの下落の61.8%戻し136.14を上抜けて同76.4%戻しの136.76や200日移動平均線のある137.07を伺う動きです。同水準を上抜けると5/2高値の137.77や年初来高値137.91が視野に入って来ます。

ドル円136円台半ば、日経平均株価は3万円台を回復

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