金利差拡大のドル買いは終盤か(2016年10月24日)

ドル円は下値の堅い動きとなりそうです。

金利差拡大のドル買いは終盤か(2016年10月24日)

ドル円:10月24 日のファンダメンタル分析

地合はドル買い優勢なるも上方ブレイクの材料不足

ECB理事会後のQE延長思惑からユーロが東京市場から上値の重たい展開となりました。前場はユーロ売り・ドル買いの動きからドル円は底堅い動きとなっていましたが、後場に入り株価が下げ始めるとともにユーロ円の売りも重なってドル円も下げる動きへと転じました。海外市場移ってからもユーロの売りは続き、NY市場朝方にはダウが大きく下げたこともあり、ユーロ円が112.62レベル、ドル円も引っ張られて103.52レベルの安値を付けました。その後はダウの買い戻しとともにドル円、クロス円は週末前の買い戻しが入りましたが、ユーロドルは1.0859レベルの安値を付けた後も上値の重たいままでの週末クローズとなりました。

ドル円:10月24 日のテクニカル分析

ドル円は、半月ほど102円台後半の買いと104円台半ばの売りに挟まれ、方向感が出ない流れが続いています。直近のところでは、買いオーダーも売りオーダーも更に値幅を縮めている印象があり、主要国の金融政策に対する思惑だけでは動きにくい状態となってきました。ただ、12月のFOMCでの利上げ思惑はほぼコンセンサスとなっていることから考えると、今後利上げ思惑を再び後退させるような経済指標が出た時の方が、影響は大きいであろうと考えられます。今週も経済指標や講演は続きますが、方向感が出て来るほどの影響も無さそうです。引き続きレンジの中でのもみあいを続けやすいでしょう。本日は、104.20レベルをレジスタンスに、103.70レベルをサポートとする流れを見ておきます。

オーダー/ポジション状況

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