東京市場のドル・円は136円前後での小動き、100日MA手前で様子見ムード強まる地合いか(23/3/6)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、ドル買い一服の地合いとなった。

東京市場のドル・円は136円前後での小動き、100日MA手前で様子見ムード強まる地合いか(23/3/6)

東京市場のドル・円は136円前後での小動き、100日MA手前で様子見ムード強まる地合いか

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、ドル買い一服の地合いとなった。先週末の米ISM非製造業指数は市場予想を上回ったものの、米長期金利が3.95%台まで低下したことなどから、ドル・円は135円台での推移に。週明けの東京市場も、この流れを受け継ぎ静かな推移に終始した。一方、CMEグループが算出するFedウォッチでは、引き続き7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ(3月以降4会合連続)を予想する割合が4割近く存在することから、134円台を窺うようなドル売りムードは感じられない。日経平均がマドを伴う大幅続伸となるなど、株の話題先行の一日となった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:135円89銭
高値:136円04銭
安値:135円38銭
終値:135円79銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:144円42銭
高値:144円62銭
安値:144円12銭
終値:144円60銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:91円83銭
高値:91円91銭
安値:91円53銭
終値:91円73銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:163円56銭
高値:163円69銭
安値:163円05銭
終値:163円43銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:28182円31銭
高値:28288円62銭
安値:28153円82銭
終値:28237円78銭

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

19時00分、欧、1月のユーロ圏小売売上高(前月比)、前回:−2.7%、市場予想:0.5%
19時00分、欧、1月のユーロ圏小売売上高(前年比)、前回:−2.8%、市場予想:−1.9%
24時00分、米、1月の製造業新規受注(前月比)、前回:1.8%、市場予想:−1.6%
24時00分、米、1月の耐久財受注(前月比)、前回:−4.5%、市場予想:−4.5%
24時00分、米、1月の耐久財受注(輸送除くコア)(前月比)、前回:0.7%、市場予想:0.7%

※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド(20日移動平均線(MA)、±2σ)で確認すると、拡大するバンドの+2σに沿った反発が続いていたが、足元やや上げ一服となっている。

2022年10月21日の高値151円96銭から2023年1月16日の安値127円22銭の下落幅(24円74銭)に対する3分の1戻し水準(135円46銭)、38.2%戻しの136円65銭、そして、100日移動平均線(MA)の136円49銭などを突破していることから、引き続き目先のターゲットは、200日移動平均線(MA)が位置する137円34銭となろう。

日足の一目均衡表では、上値抵抗と目されていた雲上限が134円水準まで切り下がったこともあり、自然体で雲上限を突破。一目均衡表ベースでは、目立った上値抵抗は観測されないことから、この雲上限が下値サポートラインとなろう。

一方、下向きの100日MAに頭を押さえられるような恰好が見られる。今週末の10日(金)に、日銀金融政策決定会合と米雇用統計の発表を控えていることから、様子見ムードは強まりやすい。先週末の強い経済指標に対する市場の反応が限定的だったことから、当初予想していた米雇用統計ラリー(10日(金)まで期待感先行のドル買いが進むと想定)は見送りが無難か。

本日の海外市場は、24時発表の米耐久財受注以外、目立った経済指標の発表が無いことから、ドル買いもしくはドル売りが強まる展開は想定しにくい。本日の上値メドは、100日MAの136円49銭、下値メドは、本日の東京時間の安値135円38銭とする。

東京市場のドル・円は136円前後での小動き、100日MA手前で様子見ムード強まる地合いか

ドル円日足

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