東京市場のドル・円は年初来高値を更新、ドル買いのモメンタムは引き続き強い(23/2/17)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、朝方からじりじりとしたドル買いが続き、1月6日の戻り高値134円79銭(年初来高値)を上回った。

東京市場のドル・円は年初来高値を更新、ドル買いのモメンタムは引き続き強い(23/2/17)

東京市場のドル・円は年初来高値を更新、ドル買いのモメンタムは引き続き強い

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、朝方からじりじりとしたドル買いが続き、1月6日の戻り高値134円79銭(年初来高値)を上回った。昨日の海外市場では、クリーブランド連銀のメスター総裁や、セントルイス連銀のブラード総裁など米連邦準備理事会(FRB)関係者から「タカ派」的な発言が確認できたことで、ドル買いのモメンタムは継続。CMEグループが算出しているFedウォッチの6月利上げ(525―550ベーシス)を予想する割合が前日の46%から52%(米シカゴ時間で16日11時26分時点)まで上昇するなど、米金利先高感を材料に年初来高値を突破した。一方、週初からのドル・円の上げ幅が3.5円まで広がっていることや、日経平均はマイナス圏で推移したことなどから、一気に135円台を突破するような強い動きは見られなかった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:134円00銭
高値:134円80銭
安値:133円93銭
終値:134円66銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:142円95銭
高値:143円49銭
安値:142円95銭
終値:143円37銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:92円08銭
高値:92円40銭
安値:91円99銭
終値:92円16銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:160円54銭
高値:161円05銭
安値:160円50銭
終値:161円00銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:27484円60銭
高値:27608円59銭
安値:27466円61銭
終値:27513円13銭

【本日の海外市場の重要指標】日本時間 

16時00分:英、小売売上高(前月比)、市場予想:−0.3%、前回:−1.0%
16時00分:英、小売売上高(前年比)、市場予想:−5.7%、前回:−5.8%
16時00分:独、生産者物価指数(前月比)、市場予想:−、前回:−0.4%
16時00分:独、生産者物価指数(前年比)、市場予想:−、前回:21.6%
22時30分:米、輸入物価指数(前月比)、市場予想:0.0%、前回:0.4%
22時30分:米、輸入物価指数(前年比)、市場予想:1.7%、前回:3.5%
24時00分:米、景気先行指数(前月比)、市場予想:−0.4%、前回:−0.8%

※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド(20日移動平均線(MA)、±2σ)で確認すると、上値抵抗線として意識されていた20日MAを明確に上放れ、バンドの+2σをうかがう格好となっている。今後は、切り上がる20日MAをサポートに、バンドの+2σに沿った動きが見られる。反発前、バンドがさほど収縮していないことから、エネルギーの蓄積は小さいとの見方もあるが、根強い米金利先高観を背景にドル買いのモメンタムは強い。

日足の一目均衡表では、雲突入後もじりじりと上昇しており、137円水準の雲上限を意識した展開が期待できよう。1月戻り高値134円79銭(年初来高値)を上回ったことから、次のターゲットは、急落前の12月20日の137円水準が意識される。この水準は、雲上限でもあることから、週間レベルでのターゲットとして考える投資家は多いだろう。

とはいえ、今晩の海外市場では、目立った経済指標の発表やFRB高官による講演は予定されていない。13日の週初から3.5円ほどドル高円安に振れていることもあり、ドル買いのモメンタムは強いながらも、一段のドル上昇は回避されると想定。本日の上値メドは、心理的な節目の135円00銭、下値メドは本日の東京時間の安値133円93銭とする。

東京市場のドル・円は年初来高値を更新、ドル買いのモメンタムは引き続き強い

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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