ドル円方向感なし、日経平均小幅続伸
週明けの東京市場では週末の米経済指標が概ね良好であったことが、ドル買い、株買いの材料となった反面、イエレンFRB議長の講演が捉え方によってはインフレの容認と利上げペースの後ろ倒しの示唆のようにも解釈できる内容だったことから、消化不良気味となり、方向感のない取引に終始しました。
ドル円は日経平均株価を横睨みしながら104円台前半を中心に一進一退の展開に終始、日経平均は小幅続伸して43円高の16,900円で終了しています。
市場の12月米利上げのメインシナリオには今のところ変更なく、米大統領選のクリントン優位も揺るがないと見られていることから、しばらくは米経済指標とFRB関係者の発言に一喜一憂の展開が続きそうです。
今晩米国では21:30にニューヨーク連銀製造業景気指数、22:15鉱工業生産と設備稼働率の発表があります。また、25:15からはフィッシャーFRB副議長の講演が予定されています。
序盤の欧州株価指数先物は軟調に推移しています。
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