ドル円、新規材料難の中130円台前半でのもみあい
25日午前の東京市場でドル円は130円台前半で方向感に欠ける動き。朝方130.15レベルで取引の始まったドル円は、序盤は下値攻めとなり130.04の安値をつけたものの130円台は踏みとどまって急反発。短時間に130.46の高値をつけたものの130円台後半も回復できずに、以後130円台前半のもみあいに転じました。東京時間正午現在は130.29レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩米国市場で主要株価指数がまちまちの形で終わった(NYダウは104ドル高、S&P500 とナスダック総合指数はそれぞれ2ドルと30ドルの小幅安)流れを受け、売りが先行しましたが、すぐに買い戻され、以後前日終値を挟んでの一進一退となりました。結局30円の小幅高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では米国時間序盤にかけて米長期金利が上昇したことや、発表された1月の米製造業・サービス業PMIが前月、事前予想を上回ったことで、ドル円は日本時間の24:00頃に高値131.12まで上昇しました。しかし直後に発表されたリッチモンド連銀製造業景況指数が予想以上に悪く、米長期金利が急落。ドル円も129.87レベルまで一時下げ、やや戻して130円台前半で東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、昨晩の上昇で、一時21日移動平均線や中期下降チャネル上限を上抜ける場面もありましたが、上記の通りすぐに失速、131円台の上値の重さを確認する形となりました。一方で1/19以降は連日下値を切り上げる形となっており、今回の反発局面が終了したと断じるのも時期尚早と考えられます。本日も、130.71レベルのチャネル上限、130.80近辺を下降中の21日移動平均線や、131円まで急激に下げてきた基準線との位置関係に注目です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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