ドル円、クリスマス休暇明けの米市場での長期金利上昇に一時134円台乗せ (12/28午前)

28日午前の東京市場でドル円は上昇。

ドル円、クリスマス休暇明けの米市場での長期金利上昇に一時134円台乗せ (12/28午前)

ドル円、クリスマス休暇明けの米市場での長期金利上昇に一時134円台乗せ

28日午前の東京市場でドル円は上昇。朝方、133.54レベルで取引の始まったドル円は、序盤133.37まで反落するも、仲値公表にかけて輸入筋からの実需のドル買いと見られる動きに133円90銭台に急上昇。その後は133円台後半でのもみ合いとなり、正午前に134円を上抜けると一時134.13の高値をつけた後、東京時間正午現在は134.06レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩米市場でハイテク銘柄中心のナスダック総合指数が大きく下げた流れを受け、情報技術関連銘柄等に売りが集まり下げ幅は一時200円を超えました。その後は買い戻しも入りましたが戻りは鈍く、156円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では再開された米市場で米長期金利が上昇。ドル円はアジア時間終盤の132円台後半からじりじりと上昇し、133円台前半で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は12/20の日銀ショック時の高安137.48-130.58の半値戻し134.03をつけ、一旦は達成感も出て買い戻しも収まりやすいレベルですが、20日以降連日下値を切り上げており、この勢いが続くと次は61.8%戻し134.84がターゲットとなります。ただ、ファンダメンタルズ的にはドル買い材料ばかりとはいいがたい状況でこのまま買戻しが続くかについては市場もやや半信半疑の様子です。

これからの時期は国内勢が正月休みに入る一方、休暇明けで海外勢が市場に戻り、新年に向けた取引を開始。ドル円に関しては年末年始に薄い市場を海外勢にかき回され、正月明けには相場が一変していたケースも過去には散見されるため、年末年始の海外勢の動きを注視し、上下どちらサイドも注意が必要です。

ドル円、クリスマス休暇明けの米市場での長期金利上昇に一時134円台乗せ

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