ドル円再び132円割れ、再度下値を試す動きにつながるか
22日午前の東京市場でドル円は反落。朝方、132.34レベルで取引の始まったドル円は、序盤は132円台前半でもみ合いましたが、実需とみられるドル売りに仲値公表にかけ値を下げる展開となり、10時過ぎには132円割れを示現。再び下値を覗う動きとなり、東京時間正午現在は131.75レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩海外市場で欧米株が大幅に反発した流れを受けて買いが先行。このところの下げで割安感が出た多くの業種で買い戻しが入りました。その後は本邦金融緩和政策転換への警戒から伸び悩んだものの、104円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、「日銀ショック」後の円買いに一服感が出たことから132円を挟んでのもみ合いとなりました。発表された米指標は中古住宅販売が、予想、前月を下回った反面、消費者信頼感指数は予想外の改善を見せまだら模様。ただ、米株価は先週から大きく下げた反動もあって、ポジティブな消費者信頼感に反応して大きく上昇した形です。
テクニカルには、ドル円は昨日と変わらず。主要テクニカルポイントを下抜けてドル売り地合いが強まっています。反発も弱く、再び下値探りの様相を呈しつつあり、一昨日の安値130.58、8/2安値130.41、を下抜けると130円割れが見えてきます。
既に欧米の市場参加者の多くはクリスマス休暇に入っているものと見られ、市場の流動性が低下する中、ドル円も、上下どちらも思わぬレートのオーバーシュートには注意が必要です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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