上昇トレンドかレンジ相場か(週報2016年10月第二週)

ドル円は、

上昇トレンドかレンジ相場か(週報2016年10月第二週)

ドル円:10月3日からの先週

先週のドル円は104台を回復、1カ月ぶりの高値をつけました。

3日は、先週末の引けの101.36からややギャップダウンの101.29で始まりました。その直後3日の安値の101.20を付け、その後は、終日じりじりと上昇を続け、NY時間に3日の高値の101.67まで上伸し、そのまま101.64で引ひけました。

4日は、前日の引けの101.64で始まりました。直後に4日の安値101.57まで下押しし、その後は前日と同じように、終日じりじりと上昇を続け、NY時間に4日の高値の102.97まで上伸し、そのまま102.88で引けました。

5日は、前日の引けの102.88で始まりました。この日も直後に5日の安値102.66まで下押しし、その後は前日と再度同じように、終日じりじりと上昇を続け、NY時間に5日の高値の103.66まで上伸し、そのまま103.49で引けました。

6日は、前日の引けの103.50で始まりました。東京時間に6日安値の103.34まで下押ししました。その後は終日じりじりと上昇を続け、NY時間に6日の高値の104.16まで上伸し、その後やや下押しし103.94で引けました。

7日は、前日の引けの103.95で始まりました。この日はこの直後につけた104.02が7日の高値となりました。その後、終日じりじりと下降を続け、NY時間に入り、米雇用統計が予想より弱い結果でドル売りとなり、7日の安値の102.85まで下押しした後、一時103.49まで買い戻しが入り102.92で引けました。

ドル円:10月10日からの今週

ポイント:上昇トレンド継続か、見極める週です。
CME通貨先物ポジション状況:10月4日時点
(10月4日) (9月27日) (9月20日)
円   68695 68892 58785 
ユーロ▲82059▲76030▲85025
ポンド▲97572 ▲87714▲58686

シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで10月4日付けのネットの円の買い持ち高は前週から小幅減少したものの、過去最大水準で推移。
これまでのネット円い持ち最高水準は、2008年3月25日 +65,920、2004年2月6日 +64499、
過去最高ネット円売り持ち高は、2007年6月26日 -188,077

シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
13.48(+0.64)日中高値は14.15。上昇しての引け、株安を背景にリスク志向の動きが巻き戻されました。
2016年最大は32.09、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39


今年のドル円は、年初1月29日に、年初来高値の121.69を付けて以来、
以下のように高値を段々と切り下げてきました。
1月29日の121.69
4月28日の111.89
5月30日の111.45
7月21日の107.49
9月2日の104.32

安値で見ると6月24日に年初来安値の98.90を付けて以来、
以下のように安値を段々ときらげてきました。
6月24日の98.90
8月15日の99.54
9月27日の100.09

この高値を結んでの抵抗線と、安値を結んでの支持線とで、三角持ち合いを形成しています。
今週は将にこの抵抗線を試し、上抜けを出来るか否かを見極める週と想定します。
この際の上値ポイントは9月2日の104.32

先週は10月6日の高値104.15まで上値を試しましたが
このポイント104.32に達しませんでした。
10月7日の9月米雇用統計に関して、この上値を試す、もしくは上抜けるのではと
期待されていましたが、残念ながらその展開にはならず
上値を試すタイミングは今週に持ち越されました。

予想レンジは、101.50〜104.50 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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