ドル円146円台半ば、米中間選挙結果待ちで動き鈍い
8日午前の東京市場でドル円は146円台半ばで方向感なく推移。朝方146.65レベルで取引の始まったドル円は、新規材料難と、米中間選挙、米CPI発表を前にした手控え感から、146.32-78の最近にしては狭いレンジでの上下動に終始。東京時間正午現在は146.70レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩海外市場で欧米株が上昇した流れを受けて徐々に買いが強まり、ほぼ全業種で上げて352円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、対ポンド、ユーロでのドル売りが強まりドル円もつれ安に。先週金曜の安値146.55を下抜け、米国時間に安値146.10をつけています。昨晩は重要な経済指標の発表等はなかった中で仏中銀総裁やECBラガルド総裁の欧州金融政策に関するタカ派発言や、IMFゲオルギエワ専務理事の「現在の世界的なインフレがピークに達しつつある可能性は非常に高い」との発言が材料視されました。ユーロは対ドル等価を上回り、ドル円は米国時間にかけて146.09まで値を下げています。
テクニカルにはドル円は先週末からの下落で21日線、基準線、転換線を下抜け、ドル売り地合いが強まっています。
市場は米中間選挙の結果待ち。最近のドル高一服が、どの程度野党共和党優勢による、今後のバイデン政権の経済政策運営困難が織り込まれたものなのかは、今一つ判然としませんが、共和党が上下院とも過半数を制する結果となった場合には、一段とドルの上値は重くなりそうです。米中間選挙の結果判明は明日昼頃の見込みです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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