ドル円146円台でのもみ合い、日銀政策発表後一時乱高下 (10/28午前)

28日午前の東京市場でドル円は146円台をじり高推移。

ドル円146円台でのもみ合い、日銀政策発表後一時乱高下 (10/28午前)

ドル円146円台でのもみ合い、日銀政策発表後一時乱高下

28日午前の東京市場でドル円は146円台をじり高推移。朝方、146.28レベルで取引の始まったドル円は午前中じりじりと値を上げる展開となり146円台半ばを回復。昼前に日銀が政策決定会合の結果を発表し、現状維持が伝わると一時146.85まで値を上げた後、146.04まで急落する荒い値動きとなりましたが、すぐに戻し、東京時間正午現在は146.27レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩米市場でナスダック総合指数が下げて終了した流れを受け、情報技術系銘柄を中心に売りが先行、下げ幅は一時300円を超えました。しかし業種によって買戻しも入りその後は下げ幅を縮小、97円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場ではECB理事会の声明文の「今後数回にわたって利上げを行う」との文言削除や、ラガルド総裁記者会見での「量的引き締めの議論はしなかった」との発言がハト派的と受け止められ、対ユーロでのドル買戻しが強まったこと、米3QGDPが市場予想を上回る内容だったことからドル円でもドル買いが強まり、米国時間序盤に146.93の高値をつけました。その後は米長期金利が低下したことで売り戻され、一時145円台半ばまで沈んだものの徐々に買い戻され、146円台前半でアジア時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は小幅反発したものの21日移動平均線(146.89レベルを上昇中)や基準線(146.86)に頭を抑えられ上値の重い状況です。

日銀は本日政策と同時に発表された展望レポートで、今年度の消費者物価の見通しを2.3%から2.9%に引き上げ、来年度、再来年度の見通しも引き上げていますが、来年度以降は2%以下に低下する予想。一方で今年度と来年度のGDP見通しは引き下げており、引き続き大規模緩和継続が必要と判断したものと思われます。これに対してドル円は、一旦は乱高下したもののすぐに材料としては消化され元の水準に戻った形です。
この後15:30から黒田総裁の記者会見が予定されており、最近の円安と日銀の対応に関連する質問に注目が集まります

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