8月NY連銀製造業景況指数の予想
本日、8月NY連銀製造業景況指数(NY)が発表されます。前回7月は予想を上回り、プラスになりました。5・6月と2ヶ月連続のマイナスでしたが、やっとプラスを回復しました。但し、オレンジ色の移動平均線は5ヶ月連続で0〜5の間で推移しており、緑色の過去の高値が2017年10月の24.47ですので、かなり低い水準に留まったままです。
今回8月予想は前月よりも低いですが、プラスは維持している予想になっています。予想レンジにはマイナスもあるので、要注意です。
米経済は第1・第2四半期GDPと2期連続マイナスになり、第3四半期の数値が注目されています。アトランタ連銀GDPナウを見ると第3四半期は8月10日現在+2.5%(8月4日現在+1.4%)まで上がっています。今週はNYを皮切りに、鉱工業生産指数、小売売上高などが予定されており、この数値からどの位の上積みがあるか、あるいは減るのかを注目したいと思います。
(今回発表予想)2022年8月15日12時00分現在予想
@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)
青の矢印は今回予想
赤はゼロ
緑は過去の移動平均線高値で24付近
下図AのISM製造業との比較では、〇印にあるようにNY>ISMになるとISMは大方下がる傾向にあります。少し見難いですが、今回はオレンジ色がISMよりも上になっています。従い、NYの上昇が止まると、ISMも上がり目が少なくなります。このままNYが横這いから拡大傾向になれば良いのですが。
AISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は8月予想値を加味した移動平均線)
下図はドル円の週足チャートです。昨年1月初からのサポートA(=117円50銭)で長期のドル高トレンドは維持されています。3週前に3月7日週底値から上げた急激なドル高サポートB(=136円90銭)とそこから平行に上げたC(=143円80銭)のドル高トレンドラインを下方に割りました。そしてここ2週間は陽線・陰線と続き、実体は下限133円30銭〜40銭、上限135円00銭〜10銭になっています。下ヒゲでD(=131円20銭〜30銭)、上ヒゲでE(=135円60銭)になっています。今週のレンジとして、このDからEが想定されます。もし、Dを切ればF(=126円50銭)方向への流れ、Eを抜けばBが次の上値になります。但し、Bを切れたことで、流れはドル安方向トライを示唆しています。
(2022年8月15日15:35、1ドル=133円28銭)
オーダー/ポジション状況
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