米7月ISM製造業景況指数の予想
本日23時、米国7月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)が発表されます。前回6月は予想を下回る結果となり、しかも5月の56からは急落しています。
既発の7月PMI製造業景況指数は52.3(6月は52.7)で今日改定値が発表されますが、このPMIも一貫して下がっています。今回7月予想も小幅低下の52で、レンジ下限では好悪判断基準の50をギリギリ守っています。従いまして、万一50未満になると、ドル円相場には影響が出そうです。
(今回発表予想)2022年8月1日13時現在予想
過去のトレンドを見ると、下降時(下図2015年時〇印)は概ねISM<PMIになっているので、過去のパターンから今回以降は50割れの可能性もあり得ます。いずれにせよ、反転上昇するにはそろそろ横這い程度の流れが必要になります。
またアトランタ連銀GDPナウはいよいよ第3四半期のGDPに移行しています。現在は7月29日現在で前期比年率+2.1%になっています。これは米国商務省経済分析局が7月28日に2Q・GDPが前期比年率▼0.9%を発表したことによります。今後はこのプラスがどの様に変わっていくかを見ていくことになります。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
(青の矢印は今回予想値、青の横線は2018年時高値61.3)
下図はドル円の週足チャートです。昨年初の底値からのドル高サポートがA(=116円70銭)にあります。ここから平行に上げたB(=122円30銭)で緩やかなドル高トレンドを形成していましたが、今年3月7日週を底値にした急激なサポートC(=135円70銭)と上値を結んだ抵抗線D(=140円80銭)でドル高ウェッジになっていました。しかしながら、先週は大陰線となる2週間続落でウェッジ下限を切りました。現在は長期ドル高トレンド内で、ドル高からの調整を行う流れにいます。現状では2段上げ開始となった横サポートE(=131円30銭)が下値目途としてあります。もしここが守られないと、5月30日週の下押しポイントでCの2回目底値である126円90銭付近が視野に入ります。一方で、上値はまずCを越えて終わり、そしてCを維持することが必要になります。その場合は、次は実体の高値であるF(=139円)が目指す上値になります。
(8月1日14:30、1ドル=132円51銭)
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