豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想
(2022年8月2日火曜日東京時間13時30分公表予定)
明日8月2日火曜日、定例の豪州政策金利が発表されます。今回の予想は以下です。
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(8月1日13時00分現在)
現行のOCR 1.35%を1.85%へ利上げ(予想レンジは1.60〜2.10%)
前回の7月会合は予想通り、0.50%のOCR引き上げを実施しました。今回8月も前回同様の利上げ幅で、上げ幅予想の中間値は0.5%、レンジは最低で0.25%、最大で0.75%上げの予想です。予想の要因として、
@ 前回議事録で示唆した経済の強靭さやより高まるインフレにより、これまでの異常な支援(緩和など)が最早必要なく、今後も正常化プロセスに向けて次のステップを採るとしており、連続利上げは既定路線であること。
A 先週発表された第2四半期CPIも年率では6.1%と高止まりとなり、1Qの5.1%から上昇していること。
B 本来なら0.75%利上げも視野に入るが、豪州中銀の政策会合が毎月あるので、調整はいつでも可能で、今回は50ベーシスに留まるとの見方。
C 下表にある様に今回も先行き予想は引き締め継続で、前回より利上げ幅が上がっています。但し、年内は中間値で2.85%まで(今回0.50%上げで、残り会合4回会合で1%上げになります)、来年第1四半期上げで利上げ打ち止め予想になっています。
下記はエコノミストのOCR見通しになっています。前回7月予想と比べ、0.35%上昇しています。引き続き、今回の議事要旨内でのインフレ見通しと経済見通しがどの様に変わるかをみます。
尚、前回7月の記者発表要旨の一部抜粋は下記です。
.
(以上)
(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。(出所:豪州中銀HP)
豪ドル米ドル相場はシカゴポジション345を御参照願います。米国は先行きの利上げ幅縮小の可能性を示唆しましたが、豪州中銀はどの様に見ているのか注目されます。今回は3ヶ月毎の経済見通しも発表予定なので、前回数値との内容比較になります。
尚、次回会合は2022年9月6日(火曜日)に予定されています。
(8月1日15:25、1豪ドル=0.6988米ドル)
オーダー/ポジション状況
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