米利上げ時期の織込が市場を攪乱(2016年9月13日)

景気下降下での

米利上げ時期の織込が市場を攪乱(2016年9月13日)

ドル円:9月13日のファンダメンタル分析

各国長期金利上昇、リスク資産は大幅安

前日のNYダウ急落を受け日経平均株価が大幅安となる中で、為替市場もリスクオフの動きからドル円、クロス円での円買いが強まりました。欧州市場で102円を割り込むとストップオーダーも出て101.72レベルまで下落後、102円台に戻してのブレイナードFRB理事の講演待ち。ブレイナード理事はハト派代表らしく、利上げには消極的な姿勢を見せ、ドル円は101.57レベルの安値を付けた後に101円台後半へと戻してのクローズ。

ドル円:9月13日のテクニカル分析

ドル円は、上値が重たい動きを続けた後にブレイナード理事の発言で101円台半ばまでドルが売られましたが、もともとブレイナード氏はFOMCメンバーの中でもハト派として知られていますし、残りの9人のメンバーは中立、もしくはタカ派へと転じてきていることを考えると、引き続き年内利上げは確実、9月利上げの余地も残していると考えることがニュートラルな判断であると思います。FF先物や株式市場は完全に9月は無い前提で動いてブラックアウト(関係者の発言禁止)期間へと入りますが、フィッシャー副議長やNY連銀総裁の発言などを軽視しすぎると思わぬ展開が待っているかもしれません。引き続き経済指標などを見ながら、9月の可能性は低そうなものの、油断しない方がよさそうです。本日は基本的に戻り売り、102.10レベルをレジスタンスに、101.50レベルをサポートとする流れを見ておきます。

オーダー/ポジション状況

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