ドル円底値からは買い戻されるも、大局はリスク選好後退の中で上昇に一服感 (4/27午前)

27日午前の東京市場でドル円は底値から反発。

ドル円底値からは買い戻されるも、大局はリスク選好後退の中で上昇に一服感 (4/27午前)

ドル円底値からは買い戻されるも、大局はリスク選好後退の中で上昇に一服感

27日午前の東京市場でドル円は底値から反発。昨晩リスクオフの流れが強まり、ドル円が海外時間に一時127.03の安値をつけた流れを受けて、朝方ドル円は最近の安値圏127.23レベルで取引が始まりました。序盤には更に円高が進み7時台に127円を割り込み一時126.95の安値をマーク。しかし、127円割れは買い意欲も強く、瞬間値だけで127円台に戻すと、東京時間に入って米株先物が上昇に転じたこと、米長期金利もおおむね下げ止まりの動きとなったこと等からそれ以降はほぼ一方向の上昇となりました。ドル円は昼過ぎに127.81の高値をつけ、12時台は127円台後半での推移です。

日経平均株価は、昨晩NYダウが800ドル超下げるなど、欧米株がほぼ全面安の動きとなったことを受け大きく売りが先行。下げ幅は一時600円を超えました。その後海運等一部の業種で盛り返したものの基本的には戻りの鈍いまま、501円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、リスク選好の後退の動きが継続する中で、米長期金利も10年物米国債利回りが一時2.72%台に下落、ドル円は米長期金利の動きに追随する形で127円台を上下、127.23レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は3月上旬からの上昇トレンド下限を割り込み、本日127.63レベルの転換線に絡む動きです。本日まで3営業日連続で下値を切り下げており、ややドル売り地合いが強まっています。一方で126円台での買い意欲も今のところは強く、売りが売りを呼ぶ展開ともなっていません。下方向は125.57レベルを上昇中の21日移動平均線が当面のサポート、上方向は128円がすでに重くなってきています。リスクオフからの「円買いドル買い」の中での円高進行のため、引き続きウクライナ情勢、中国のコロナ感染拡大状況、主要国株価動向等に要注意です。

ドル円底値からは買い戻されるも、大局はリスク選好後退の中で上昇に一服感

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