ドル円127円台後半に続伸、強いドル買い地合い継続 (4/19午前)

19日午前の東京市場でドル円は続伸。

ドル円127円台後半に続伸、強いドル買い地合い継続 (4/19午前)

ドル円127円台後半に続伸、強いドル買い地合い継続

19日午前の東京市場でドル円は続伸。朝方、126.99レベルで取引が始まったドル円は早々に127円台に乗せその後もほぼ一方向でドル買い円売りが進行。一時127.65の高値をつけ、東京時間正午現在は127.73レベルで取引されています。10時台には鈴木財務大臣が参議院財政金融委員会で円安について「現状の経済状況を考えるとデメリットをもたらす面が強い」と発言したことでドル円が小幅に反落する場面もありましたが、すぐに値を戻し上昇基調に転じています。
日経平均株価は、昨日大きく下げた反動で買いが先行。割安銘柄が物色され上げ幅は一時300円を超えました。しかし急激な円安進行で輸入小売業等が売られて上げ幅を縮小。31円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、欧州主要市場が休場の薄い市場の中で、セントルイス連銀のブラード総裁が「かなりのスピードで中立金利に達する必要がある」と発言。更に状況によっては1回で0.75%の利上げの可能性も示唆したことから、ドル円は海外時間も126円台後半を堅調に推移し、終盤には127.00に到達。そのまま高値圏で東京時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は、昨日まで12日営業日陽線が続いていますが、ここまでの陽線の連続は90年以降あまり記憶がありません(陰線は2002/10/23から15営業日連続した例あり)。
近い例としては2001年の12月6日から一日だけ十文字を入れて12営業日連続というケースがあり、126.01から131.79まで上昇、その後も、もみあいながら上昇を続け、約1か月後の2月1日に135.15でピークアウトしています。ちなみに現在のチャート上のターゲットは、節目の130.00等を除けばこの時つけた135.15です。

本日は米長期金利は低下傾向、日経平均株価も一進一退の中でのドル円続伸。強いドル買い地合いが続いており、当局が本気で円安阻止姿勢を見せるか、米国のインフレ率上昇に大きな変化が現れない限りこのまま130円を目指す動きとなりそうです。

ドル円127円台後半に続伸、強いドル買い地合い継続

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