ドル円118円台後半を堅調推移 (3/18午前)

18日午前の東京市場で、ドル円は反落後に持ち直す動き。

ドル円118円台後半を堅調推移 (3/18午前)

ドル円118円台後半を堅調推移

18日午前の東京市場で、ドル円は反落後に持ち直す動き。朝方、118.60レベルで取引の始まったドル円は、序盤に118.47まで値を崩す場面もありましたが、米株先物の反発等に持ち直し、東京時間正午現在は118.75レベルで取引されています。

日経平均株価は、反落して始まった後前日終値付近でもみ合いとなりました。米株高や、前日ロシアが利払いを実施し一旦はデフォルトを回避したことなどが好感された一方で、ロシア大統領府報道官はロシア・ウクライナ間の停戦協議が大きく進展したとの報道に関する質問に「総じて誤りだ」と回答。地政学リスクに関する楽観論が後退し、上値を重くしています。午前の取引は前日比71円高で終了しています。

昨晩海外市場ではFOMC通過後の一服感と、金利先高観からの米株先物の軟調推移にドル円は118円台前半まで反落、米国時間には一時118.37の安値をつけました。その後は2月の住宅着工件数、3月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数等の米指標の結果が好調だったことなどから米株価が上昇、ドル円も持ち直し、118.60レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は昨日未明FOMC発表後に6年1ヵ月ぶりの119.11の高値をつけた後は地合いの強さは維持しつつも、足踏み状態です。現状はそれまでのターゲット2016年末から2017年初の高値118.65近辺を中心とした推移となっています。
基本的には、次のターゲットである119円台半ば(2015年6月高値125.86から2016年6月安値99.02までの下落の76.4%戻し)を目指す動きと考えますが、エネルギー価格の高騰からの物価上昇が本邦でも生じている中、当局が輸入物価に直結する円安に対する警戒感を徐々に強めてくる可能性はあり、本日の日銀政策決定会合後の黒田総裁の記者会見でのコメントに要注意です。

ドル円118円台後半を堅調推移

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