ドル円、過度のリスク回避巻き戻しの動きに116円台を回復 (3/10午前)

10日午前の東京市場でドル円は116円台に上昇。

ドル円、過度のリスク回避巻き戻しの動きに116円台を回復 (3/10午前)

ドル円、過度のリスク回避巻き戻しの動きに116円台を回復

10日午前の東京市場でドル円は116円台に上昇。朝方、115.81レベルで取引が始まったドル円は、昨日から俄かに強まっているリスク選好回復の動きに日本株も大きく値を戻していることを背景にほぼ一方向で上昇。10時台に116円台を回復し、一時116.11の高値をつけた後、東京時間正午現在は116.08レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩欧米市場で株価が大きく値を戻した流れを受けて買いが先行。原油価格上昇が一服したことも好感されほぼ全業種で株価が上昇しました。上げ幅は1,000円に迫り、950円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、ウクライナがNATOへの加盟にこだわらない考えを示したことや、本日トルコでロシア、ウクライナの外相会談が行われることへの期待等から過度のリスク回避姿勢への巻き戻しの動きが強まり、欧米株が急反発、独仏の代表的株価指数は昨晩7%を超える上昇を見せました。
ドル円は115円台後半を上下し、方向感は出なかったものの、底堅く推移。一時115.94まで上昇し、115.80レベルでアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、2/11以来の116円台乗せ。同日の高値116.18、2/10の116.34、1/4の116.35等が射程内に入ってきており、レンジ高値圏での攻防が注目されます。

ただ、ウクライナをめぐる情勢に関しては、本日の外相会談で進展を期待する声は少なく、ウクライナ主要都市からの民間人の避難や一時的停戦も順守されていない模様です。加えて、チェルノブイリ原発跡への電源供給の遮断も伝えられているなど、事態は楽観を許さない状況であり、再度リスク回避の動きが強まる可能性には十分留意が必要です。

ドル円、過度のリスク回避巻き戻しの動きに116円台を回復

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