総括検証とFOMCの利上げの有無(2016年9月5日)

20・21日の

総括検証とFOMCの利上げの有無(2016年9月5日)

ドル円:9月5日のファンダメンタル分析

注目の雇用統計を前に、NY市場までは目立った材料は無かったものの早期利上げに対する思惑もあって、ドルは対円、対ユーロともにじり高の展開を続けました。NFPが予想よりも弱く平均時給の伸びが鈍化していることも嫌気され、発表直後はドルが売られ、ドル円は103円台半ばから安値102.80レベル、ユーロドルも高値1.1252レベルを付けました。しかし大きな動きはそこからで、9月利上げの可能性が後退したと考えた結果、株式市場が大幅高となりNYダウが大幅高、225先物も17000円の大台に乗せる動きを見せリスクオンの動きからドル円が急騰、104.32レベルの高値をつけ、引けにかけて104円割れにやや押してのクローズ。った組み合わせです。

ドル円:9月5日のテクニカル分析

ドル円は、雇用統計前日に104.00をつけ、NFPも弱かったことから今回も雇用統計前後の高値をつける動きになったかと思われましたが、その後の前日高値を上回る急反発によりドル売りに回っていた短期筋が米国連休前に切らされた動きと考えられます。ただ、104円台に至るまで99円台半ばから既に5円近い上昇を見せていることもあって、ここからのドル買いには注意が必要でしょう。ポジション的にもこの間ある程度ドル買いポジションが積み上がってきていて、今後の経済指標等の内容次第では調整のドル売りが入る可能性もあります。本日は米国市場が休場となるため、積極的な取引は期待できず、104.25レベルをレジスタンスに、103.60レベルをサポートする流れを見ておきます。

オーダー/ポジション状況

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