ヒラリー・クリントン候補
クリントン候補は、第42代米大統領ビル・クリントンの妻であり、
よってクリントン大統領の1993年から2001年までの2期8年の間、米国のファーストレデイであり、
2001年から2009年の8年間、米上院議員で、
2009年から2013年の4年間、オバマ大統領の元で米国務長官でした。
何ともきらびやかなキャリアで、どう見ても圧勝の予感なのですが
2008年の大統領選挙に出馬した際には、民主党からの指名を現オバマ大統領と争い、負けています。
当時の記憶が定かではないのですが、当初はその知名度から他の候補を相当にリードしていたと記憶しています。ですが、段々とその差を何故が縮められてしまい、たぶん最後には失言騒ぎもあったように記憶しています。
そうなのです、クリントン氏には、米国民を惹きつけるカリスマ性が感じられないのです。
どうしてもこの人を、次期米大統領にしたいという人たらしの部分が無いのです。
ですので、今回の大統領選挙に際しても
現在のところは、世論調査や、街頭アンケートの結果は、ほぼクリントン氏の有利なのですが、
前回の様に、時間の経過と共に、いずれ失速してしまうのではと心配をしています。
その心配を具体的に申し上げれば2つのポイントです。
その1は、
「私は米国大統領になって、OOOをしたいのです。」
「私の理想とするアメリカ合衆国とは、OOOです。」
という類いの話を、クリントン氏はあまり語りません。
クリントン氏が強く主張するのは
「トランプ氏の様な偏った言動をする人を、米国大統領にするわけにはいきません、」
「なので、私に投票してください。」
という流れなのです。
確かに、乱暴な言動が目につくトランプ氏に、米国の核のボタンを委ねる事には大きな躊躇を感じますから、
上記のクリントン氏の米国民の危機意識に訴える方法は、キャンペーンとしてはある意味、大変効果的だと思います。ですが、これでは、どうしてもトランプ氏を大統領にという熱狂的なサポーター群を形成する事にはならないという事です。
クリントン氏は、学生時代から典型的な優等生で、それこそ夫になるビル・クリントンと同じ法律事務所で弁護士として仕事をしていた経験から、自分の方が優秀なのだと思っていたでしょう。なので1993年に夫ビル・クリントンが大統領になった際、どうして彼が大統領で、より優秀な私がそうしてファーストレデイ―なの?と思い、次に2009年、オバマ大統領が勝利した際にはやはり同様に、どうして彼が大統領で、何故私が国務長官なの?と思っていたことでしょう。
クリントン氏の言動を見ていると、クリントン氏の最終目標は米国大統領になる事そのものであって、本当はその先にある、何をするのか、何を作るのか、これらの姿が全然見えません。
しいて言えば、「私は、現オバマ大統領の各種政策を引き継ぎ、踏襲します。」と述べています。
これでは、ダメなのです。
前回1回目のコラムで述べました様に、今の米国民の意識は、現オバマ大統領が弱くしてしまった米国、だからイスラム圏や、中国、北朝鮮が強気に押してきている現状を、変えてほしい訳です。
なのに、そのオバマ大統領の政策を踏襲というのでは、何も変わらす、これを積極的に選択してゆくとは思えません。
その2は、
自分の仲間内で話をすると、クリントン氏は特に女性陣に人気がないのです。
そしてこれは世論調査の結果にも表れていて、キャンペーンの当初よりの特徴でもあり
時間がたっても改善されていません。
これについては原因も理由も定かではないので、なんとも予想し難いのですが、
2008年のケースと併せて考えると、
選挙戦が進むに従って、本来であれば盛り上がりを見せてくるものなのですが、
クリントン氏の世論調査では徐々に人気や支持を失て行く傾向があるので
要注意なのです。
オーダー/ポジション状況
- キーワード:
関連記事
-
日本円(JPY)の記事
Edited by:編集人K
2016.11.18
安倍トランプ会談終了ドル円上げ幅縮小(11月18日)
安倍首相とトランプ氏の会談が終了、予定を上回る一時間超の長い会談となりました。
-
日本円(JPY)の記事
Edited by:編集人K
2016.11.18
米金利上昇とトランプ期待継続でドル円110円台回復
安倍首相とトランプ次期大統領の会談を控えた早朝の外国為替市場でドル円は110円を超え約5か月ぶりの高値をつけています。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。