ドル円堅調推移、停戦協議継続による株価の反発等受け (3/1午前)

1日午前の東京市場でドル円は堅調推移。

ドル円堅調推移、停戦協議継続による株価の反発等受け (3/1午前)

ドル円堅調推移、停戦協議継続による株価の反発等受け

1日午前の東京市場でドル円は堅調推移。朝方、114.96レベルで取引の始まったドル円は、日経平均株価が高く始まったことや、実需のドル買いとみられるフローも出て、早々に115円台を回復。一時115.29まで上げて、東京時間正午現在は115.16レベルで取引されています。
日経平均株価は、合意困難と目されていたロシアとウクライナの代表団による停戦協議が、一応継続協議となったことによる安堵感から買いが先行。上げ幅は一時500円を超え、390円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場ではロシアとウクライナの停戦協議への期待から、一旦は115円台半ばに値を戻したドル円が、ロシアへの経済制裁の世界的影響波及への懸念や、リスク回避の米債買いが強まったことからの長期金利の低下に米国時間にかけて再び軟調推移。再度115円を割り込んで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、上下動はあるものの、本日115.22レベルの21日移動平均線に絡む動きが続いています。ウクライナをめぐる地政学リスクに関しては、市場への影響が広範囲かつ大きすぎるため、リスク回避の円買いよりも、ドル買いが勝る状況も見られるようになっており、ドル円への影響は中立的になりつつあります。そのため材料の内容、他市場への影響の波及度合いによりウクライナ関連のヘッドラインでもドル円が動く方向が一定でなく、結局持ち合いが継続している状況です。

ドル円堅調推移、停戦協議継続による株価の反発等受け

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