ドル円、115円台半ばを軟調に推移
15日午前の東京市場でドル円は軟調に推移。朝方、115.61レベルで取引が始まったドル円は日経平均が下げに転じた影響や実需のドル売りなどもあり、一時115.32レベルまで下落。その後は小幅に戻し、東京時間正午現在は、115.40レベルで取引されています。
日経平均午前は、前日600円超下げたこともあり反発して始まりましたが、ロシアによるウクライナ侵攻の警戒感の高まりなどから、売りの勢いが増し、午前の終値は72円安となりました。
昨晩海外市場では、ウクライナ情勢を巡り、西側との協議継続姿勢をプーチン大統領が了承したとの報道などを受け、一時115.75まで急伸。ただ、ロシアが2/16に侵攻を開始するとの観測なども浮上し上値が抑えられ、115円台半ばで東京時間につなぎました。
ウクライナ情勢の緊迫化を背景としたリスクオフの円高が優勢となるのか、日米の金融政策格差を焦点とした円安優勢となるのか、しばらくは見極めが必要となりそうです。なお、本日は日本時間22時30分に米1月生産者物価指数が発表予定となっていますが、市場予想を上回る場合には、ドル円に上昇圧力が加わる可能性がある点も留意したいところです。
ドル円日足
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