ドル円115円台半ば、高値圏でのもみ合い
10日午前の東京市場でドル円は115円台半ばで堅調推移。朝方、115.53レベルで取引の始まったドル円は、9時台にかけてじり高推移し高値115.64をつけましたが、時間外のダウ先物、米長期債利回りがともに下落に転じたことから昨日高値115.68を前に反落。115.48の安値をつけるも底堅く、東京時間正午現在は115.50レベルで取引されています。
日経平均株価は昨晩欧米市場で主要株価指数がほぼ全面高となったことを受けて買いが先行。上げ幅は一時300円に達しましたが、利食い売りも出て上げ幅を縮小。前場終わり前には一時マイナス圏に沈み、結局18円の小幅高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、米株の堅調と、アトランタ連銀総裁によるタカ派発言に一時115.34まで下押ししていたドル円は115円台半ばを回復して東京時間を迎えています。
テクニカルにはドル円は、昨日東京時間の高値115.68を海外時間に超えられず、上値の重い展開となっています。一方で2/2安値114.16を底値に下値も徐々に切りあがっており、ドル買い地合いが続いています。今週は材料難の中、本日米国時間に発表される1月の米国消費者物価指数に注目が集まっており、直近高値115.68を意識した神経質な動きが今晩22:30の指標発表まで続きそうです。
CPI発表前後にドル買いが強まれば115.68を抜けて、ドル上昇再開。逆に反落することとなれば一旦は114円台後半に集中するサポートを試すこととなりそうで、今晩は波乱含みです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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