ドル円114円後半、一旦材料出尽くしで小動き(1/13午前)

13日午前の東京市場でドル円は114円台後半でのもみ合い。

ドル円114円後半、一旦材料出尽くしで小動き(1/13午前)

ドル円114円後半、一旦材料出尽くしで小動き

13日午前の東京市場でドル円は114円台後半でのもみ合い。朝方、114.53レベルで取引が始まったドル円は、新規材料難から午前中114.50-71の狭いレンジでの取引に終始。東京時間正午現在は114.63レベルで取引されています。
日経平均株価は、前日海外市場で欧米株はプラス圏で終了したものの、国内でのコロナウイルス感染再拡大が経済へ及ぼす影響を懸念した売りが優勢となりました。午前の取引は247円安で終了しています。

昨晩海外市場では米12月消費者物価指数が発表され、市場予想通りの年率7.0%と約40年ぶりの高水準となりました。しかし、市場の一部が直前により高い水準となることを警戒していたこともあり、発表後は米長期金利の上昇一服、株価の反発とやや予想外の方向に市場が動き、為替市場ではドルが全面安の展開となりました。ドル円は115円台前半の高値から一時1円超下落して114.38の安値をつけた後、114円台半ばでアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨日の急落で21日線と基準線を下抜けて、ドル売り地合いが強まっています。ただ、売り材料が出たというよりは買い材料消化によるドル買いポジションの減少のような形だったものと思われ、ここからドル売りに転じる感じもあまりありません。
昨日安値の114円台前半で下げ止まるか、仮にさらに下げても一目均衡表の「雲」上限の113.65あたりまでではないかと思われます。

一方で、オミクロン株の国内感染急拡大は懸念材料ですが、本日岸田総理大臣は、オミクロン株の特性に鑑み、隔離期間を短縮して社会機能の維持を図る考えも示しており、今後の対応が注目されます。

ドル円114円後半、一旦材料出尽くしで小動き

ドル円日足

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