ドル円113円台前半、雇用統計控え小動き (12/3午前)

3日午前の東京市場でドル円は113円台前半でのもみ合い。

ドル円113円台前半、雇用統計控え小動き (12/3午前)

ドル円113円台前半、雇用統計控え小動き

3日午前の東京市場でドル円は113円台前半でのもみ合い。朝方、113.19レベルで取引の始まったドル円は、幾度か113円を割り込む場面もありましたが、都度買い戻されて113円台を回復。午前中は112.96-113.19の比較的狭いレンジでの方向探りとなりました。東京時間正午現在は113.11レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩の米株価大幅反発を受けて買いが先行したものの、オミクロン株の欧米での市中感染報道や本邦でのハイテク関連株の下げ等が重石となり、その後は前日終値近辺での一進一退となりました。前場終わりにかけてはやや売り優勢となり、61円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場でドル円は113円を挟んでのもみ合いとなりました。NYダウが700ドル超上げるなど、オミクロン株への過度な懸念の巻き戻しの動きが出た半面、感染拡大報道は続き、ドル円を113円台後半まで買い上げる力はありませんでした。ただ、一方で安値も112円台後半を徐々に切りあがって底堅く、結局113円台に乗せて東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は引き続き一目均衡表の「雲」の中での推移が継続、昨日も終値ベースでの「雲」の上完全浮上とはならず、やや上値の重さが目立つ状況です。
市場はオミクロン株感染者の重症化の度合いや、ワクチンの効果等詳細情報待ち。また、今晩に米雇用統計の発表を控え、ドル円は動きにくい時間帯に入りつつあります。

ただ、ドル円は下値が限られてきたことから、オミクロン株関連の楽観報道と雇用統計の大幅改善が重なった場合等の上伸リスクのほうがやや高そうです。

ドル円113円台前半、雇用統計控え小動き

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