ドル円一時113円割れ、イベント終了後のポジション調整続く (11/9午前)

9日午前の東京市場でドル円はじり安推移。

ドル円一時113円割れ、イベント終了後のポジション調整続く (11/9午前)

ドル円一時113円割れ、イベント終了後のポジション調整続く

9日午前の東京市場でドル円はじり安推移。朝方、113.23レベルで取引が始まったドル円は、序盤はもみ合ったものの、米長期金利の低下や日経平均の上げ幅縮小に伴いじり安推移。11時前後に昨晩安値の113.08を下抜けて約一か月ぶりに113円割れを示現し、東京時間正午現在は112.95レベルで取引されています。
日経平均株価は、連日の米株価の上昇を好感して買いが先行、序盤の上げ幅は200円を超えました。しかし、利益確定の売りに圧されて次第に上げ幅を削り、一時前日比マイナス圏まで沈んだ後、29円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では113円台前半を中心にもみ合いとなりましたが、結局新しい材料がでない中で、方向感を失って113.23レベルでアジア時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は3営業日連続で上値下値を切り下げて、ドル売り地合いに転じつつあります。この間に転換線、21日移動平均線を下抜けて、現在は112.78レベルの基準線が一応のサポートとなっています。
先週のFOMCに向けて積みあがったドル買いポジション解消の動きが継続し、新規材料難の中現状の適正水準を探る動きが続いています。ただ、引き続きメインのテーマは米景気回復とインフレ懸念、それに対応しての米金融政策の調整であることに変わりはなく、ポジション整理一巡後は、米指標やFRB関係者の発言に反応しやすい状況に戻るものと思われます。

ドル円一時113円割れ、イベント終了後のポジション調整続く

ドル円日足

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