ドル円 米長期金利低下、株価下落の中を続伸 (8/19午前)

19日午前の東京市場でドル円は続伸。

ドル円 米長期金利低下、株価下落の中を続伸 (8/19午前)

ドル円 米長期金利低下、株価下落の中を続伸

19日午前の東京市場でドル円は続伸。朝方109.76レベルで取引が始まったドル円は、8時以降ほぼ一方向にドルが買い進まれる展開となりました。東京時間正午現在は110.15レベルで取引されています。日経平均株価は欧米株の続落を受け売り先行で始まりました。下げ幅は一時200円を超えましたが、やや戻し191円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場ではFRB関係者のタカ派発言(セントルイス連銀ブラード総裁の「来年1Qまでにテーパリングを完了させ、必要に応じ利上げの選択肢も確保しなければならない」と発言)にドル円は一時110.07まで急伸しました。しかし、その後発表された7月のFOMC議事要旨の内容が想定内のものだったことで反落し、109.80レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩からの上昇で90日線、21日線、転換線を上抜け、一目均衡表の「雲」の中に入っています。ドル買い地合いに転じており、ターゲットは一目均衡表の「雲」上限110.51、サポートは「雲」下限の110.00、21日線の109.90レベルです。

米長期金利は低下傾向、米株先物も振るわない中でのドル円の上昇は説明が難しいですが、リスクセンチメント悪化からの主要通貨に対するドル買いの流れが継続しているものと考えられ、引き続き、株価動向や、アフガン政権崩壊後の情勢などを注視していく必要がありそうです。

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