ドル円109円台後半をじり高推移、雇用統計控え小動き (8/6午前)

6日午前の東京市場でドル円は小幅な値動き。

ドル円109円台後半をじり高推移、雇用統計控え小動き (8/6午前)

ドル円109円台後半をじり高推移、雇用統計控え小動き

6日午前の東京市場でドル円は小幅な値動き。朝方109.77レベルで取引が始まったドル円は今晩の米雇用統計の発表を控え様子見気分の強い展開となりました。午前中の値幅は109.74-89の15銭ほぼ動きなしの商状でした。
日経平均午前は昨晩の米株の上昇と、本邦でのコロナ感染急拡大の綱引きから、前日終値を挟んでの一進一退となりました。結局午前の終値は前日比ほぼ変わらずの16円高となっています。

昨晩海外市場では米新規失業保険申請件数が事前予想をやや上回ったものの、前週比で改善されたことや、昨日も複数のFRB関係者が早期テーパリングに前向きな発言をしたことから、ドル円は欧州時間の109.40を底値に反発、109.78レベルでアジア時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は昨晩の上昇で90日線を突破、一目均衡表の「雲」の中で推移しています。
再び21日線(本日109.90付近を下降中)と90日線(109.61)の間に戻った形ですが、両線がかなり接近していることもあり、今晩雇用統計後に予想される波乱においてサポートやレジスタンスとして機能することはあまり期待できません。

本日は注目の米雇用統計の発表が21:30に予定されています。昨晩の新規失業保険申請件数の結果を見ても、市場がポジティブな材料に反応しやすい状況となっており、やはり一旦は上方向を警戒すべきものと思われます。一方で週末でもあり、一巡後は材料出尽くしで売りとなることも十分考えられますので、発表前後のポジション管理には注意が必要です。

ドル円109円台後半をじり高推移、雇用統計控え小動き

ドル円日足

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