ドル円高値圏で横ばい、一時111.12をつけ年初来高値を更新
24日午前の東京市場でドル円は高値圏で上値探り。朝方110.96レベルで取引が始まったドル円は、米株先物が時間外で反発していることや、前日比マイナス圏で取引が始まった日経平均株価がプラス圏に転じたこと等から円売りが優勢となり、10時前に昨晩海外市場の高値を超える111.12をつけて年初来高値を更新した後、東京時間正午現在は111.02レベルで取引されています。
日経平均株価は昨晩米国市場でNYダウが下落した流れを受けてマイナス圏で取引が始まりましたが、ドル円が年初来の高値水準で推移していることを好感して輸出関連株への買いも入りプラス圏に浮上、45円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では欧州序盤にドル買い円売りが強まり、3/31高値110.97を上抜けて昨年3月以来となる111.10の高値をつけました。しかしその後は利益確定の売りや、発表されたPMI、新築住宅販売等の米指標が不冴えな結果に終わったことで伸び悩み、一時110.66まで反落の後111円を若干割り込む水準で東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は年初来高値を更新し、騰勢を維持。
ここから上はテクニカルポイントらしいテクニカルポイントもありませんが、4月下旬からの上昇チャネル上限の111.56や、昨年2月から3月にかけてコロナウイルス急速拡大が判明しドル円が112円台から101円台まで急落、その後FRBの緊急利下げと無制限資金供給で急反発した乱高下の前後につけた、111.71(20/3/23)、112.23(20/2/20)等がターゲットとなります。
ドル円日足
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