ドル円小幅反発、米CPIショックは一旦鎮静化か(5/14午前)

14日午前の東京市場でドル円は小幅上昇。

ドル円小幅反発、米CPIショックは一旦鎮静化か(5/14午前)

ドル円小幅反発、米CPIショックは一旦鎮静化か

14日午前の東京市場でドル円は小幅上昇。朝方109.47レベルで取引が始まったドル円は、実需の買いとみられる動きに公表仲値決定にかけて109.66まで上昇しましたが、値幅は109.42-66と狭く、東京時間正午現在は109.60レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩米株価が反発したことや、このところの下げによる値ごろ感から幅広い銘柄に買いも入り、492円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では前日の消費者物価指数に続き、4月の米生産者物価指数も高めの数値が発表されましたが、前日とは異なり市場の反応は限られました。同時に発表された週間の新規失業保険申請件数が少なめの数値で出たこともあり、米株式市場は前日までの大幅下落への調整買いから値を戻す動きとなりました。米長期金利も低下傾向に転じ、ドル円は109円台後半からじり安となり、109円台半ばで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は一目均衡表の「雲」の上限が上昇したことで再び「雲」の中に沈み、ドル買い地合いはやや後退しています。
今週水曜の「CPIショック」は一旦材料としては消化され、市場は落ち着きを取り戻しつつあるようです。
ただ、今晩も小売売上高、鉱工業生産等米国関連の重要経済指標の発表が多く波乱含み。週末欧米の株価が持ち直した形で終了できるか要注視です。

ドル円小幅反発、米CPIショックは一旦鎮静化か

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