ドル円一時108円割れ (4/20午前)

20日午前の東京市場でドル円は安値圏で乱高下。

ドル円一時108円割れ (4/20午前)

ドル円一時108円割れ

20日午前の東京市場でドル円は安値圏で乱高下。朝方、108.16で取引が始まったドル円は、9時台に下値試しとなり、昨晩ブレイクできなかった108円を割り込んで一時107.97の安値を付けました。しかしその後は急速に買い戻しが入って108.32まで買い戻され、東京時間正午現在はやや方向感を失って108.19レベルで取引されています。
日経平均は、大阪府、東京都が3度目の緊急事態宣言発令要請を検討する等、国内のコロナ感染再拡大懸念に一時600円超下げる大幅な下げとなり、534円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米中対立の激化懸念、世界的コロナ感染急拡大への懸念、米長期金利の低下にドル円は一時108.01まで下落。当面のサポートラインとみられていた108.40レベルを下回りました。

テクニカルにはドル円は3月中旬にサポートされた108.30-40を下抜けて、本日は一時108円も割り込むなど、ドル円上昇の一時的な調整では説明のつかないレベルの下げとなりつつあります。当面のターゲットは1/6安値102.59から3/31高値110.97までの上昇の38.2%戻し107.77や一目均衡表の「雲」上限の107.53、さらに下抜けた場合には上記フィボナッチ半値戻しの106.78まで下値が広がります。
尚、全般的なドル安の中でユーロドルは高値を更新昼過ぎに1.2071まで高値を更新、一方ビットコインは週明けから大幅安が続き対円で600万円を割り込むなど各市場のボラティリティが上昇、市場間の相関関係は薄れて、適正水準探りの動きとなっており、しばらくは落ち着かない動きが続きそうです。

ドル円一時108円割れ

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