ドル円109円台後半で動意薄 (4/9午前)

9日午前の東京市場でドル円は小動き。

ドル円109円台後半で動意薄 (4/9午前)

ドル円109円台後半で動意薄

9日午前の東京市場でドル円は小動き。朝方109.27で取引が始まったドル円は終始方向感に欠け、109.21-40のレンジでの取引にとどまりました。東京時間正午現在は109.26レベルで取引されています。
日経平均は、米株上昇を受けて買い先行で始まり、一時ザラ場で30,000円を回復する場面もありました。しかし、政府の分科会が12日からの東京、京都、沖縄の「まん延防止重点措置」適用を了承したこと等、国内のコロナ感染拡大懸念が重石となって上げ幅を削り、110円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米長期金利の低下傾向に加え、公表された週次の米新規失業保険申請件数が予想、前月を上回ったことでドル円は海外時間に下落、一時109.00の安値をつけました。しかしその後は米10年債利回りが1.61%台まで下落したにもかかわらず、テクニカルな防戦の動きもあってか、ドル円はドル売りで追随せず、109円台前半まで戻して東京時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は昨晩の下落で年初来サポートしてきた21日線を実体で下回り、ドル売り地合いが強まっています。当面の下値ターゲットは3/23安値の108.41、ただ、週末終値が21日線(本日109.50近辺)を回復した場合には、上昇再開の可能性も無きにしもあらずです。
一方、昨晩の安値109.00は年初来安値102.59から3/31高値110.97までの23.6%戻し(108.99)や、週足の200週移動平均(108.99)とほぼ一致しており、昨晩の値動きを見ても底堅いイメージ。逆に109.00を明確に下抜けると、上記フィボナッチの38.2%戻し107.77あたりまで下落余地が広がりそうで、本日は109円の攻防、21日線回復の有無の双方に注目です。

ドル円109円台後半で動意薄

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