ドル円反発、持ち合い続く (3/25午前)

25日午前の東京市場でドル円は小幅に反発。

ドル円反発、持ち合い続く (3/25午前)

ドル円反発、持ち合い続く

25日午前の東京市場でドル円は小幅に反発。朝方108.73レベルで取引が始まったドル円は5・10日の輸入実需買いとみられるドル買いに10時を挟んで上昇、一時108.99の高値をつけた後、東京時間正午現在は108.91レベルで取引されています。早朝北朝鮮が2発の弾道ミサイルを発射したとの報道が伝わりましたが、ドル円相場への影響は限定的でした。
日経平均は前日まで4日間で1,800円超下げたことを受け、値ごろ感からの買戻しに5日ぶりに反発し、303円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場でドル円はほぼ米株先物に沿った動きとなりました。前日の米株安を受けてアジア時間、欧州序盤低迷した米株先物が徐々に反発し、米国時間に入ってNYダウが大幅に値を上げる展開となると、ドル円も一時108.96の高値をつけました。しかし、その後米経済指標の不冴えや、欧州でのコロナ感染拡大が重石となり米株が上げ幅を削るとドル円も反落、108.75付近でアジア時間につないでいます。パウエル議長は上院での議会証言で失業率の低下予想が控えめなものにとどまっていることについて、失業率の算出に現在含まれていない人が労働市場に復帰する、極めて望ましい動きの結果と説明、また、長期金利の上昇についても景気回復の過程での正常な反応であるとして、緩和姿勢継続を再度強調しました。

テクニカルにはドル円は昨日の下値トライが不発に終わり、再び転換線付近での推移。108.34-109.36の持ち合いレンジの中心付近に戻しています。市場のテーマの中心が株価の変調とリスクセンチメントの変化にシフトする中で、リスクに対し同方向に反応するドルと円の組み合わせのドル円はしばらく現レンジでの取引が続きそうです。

ドル円反発、持ち合い続く

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