ドル円反発、108円台後半をじり高推移 (3/10午前)

10日午前の東京市場でドル円はじり高推移。

ドル円反発、108円台後半をじり高推移 (3/10午前)

ドル円反発、108円台後半をじり高推移

10日午前の東京市場でドル円はじり高推移。朝方108.50で取引が始まったドル円は、早朝1.51%台に下落していた時間外の米10年物国債利回りが、1.54%台まで上昇した流れを受けてドル買いが優勢となり、一時108.84の高値をつけた後、東京時間正午現在は108.81レベルで取引されています。
尚、午前中に発表された中国の2月の物価指数では、PPIは前年比1.7%と前回0.3%から力強い上昇を見せ、CPIも下げ幅を縮小。中国経済の製造業主導の持ち直しを鮮明にし、リスクセンチメントの改善に寄与、中国株は大きく上げています。

日経平均はNY市場でダウ、ナスダック総合指数ともに値上がりした流れを引継いで買いが先行しました。しかし、買い一巡後は利益確定の売りに押され上げ幅を削り、前日比ほぼ横ばいの12円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米3年債の好調な入札結果を受けて米長期金利が低下、他に材料らしい材料もない中でドル円は長期金利につれ一時108.42まで値を下げる展開となりました。

テクニカルにはドル円は、昨日東京時間につけた109.23までで約10営業日にわたって続いた上昇が一段落。ただ、昨日も安値高値の切り上げは継続しており、本日安値が108.42を下回らなければ、上昇継続の可能性があります。上昇トレンド自体は継続しているものの、最近の上げが急だったこともあり、108.42を切ると、107.90レベルまでの下値余地が広がるとみられます。

最近のドル円はほぼ米長期金利に沿う動き。本日この後も米10年債利回りの動向は要フォローです。

ドル円反発、108円台後半をじり高推移

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