ドル円106円割れ 上値拡大後に反落 (2/26午前)

26日午前の東京市場でドル円は上昇後に反落。

ドル円106円割れ 上値拡大後に反落 (2/26午前)

ドル円106円割れ 上値拡大後に反落

26日午前の東京市場でドル円は上昇後に反落。朝方106.26レベルで取引が始まったドル円は、序盤に昨晩海外高値を若干上回る106.43まで上値を広げましたが、日経平均株価の大幅安でリスク回避の円買いが強まったこと、時間外取引での米長期金利が低下に転じたことからその後は円買いドル売りが優勢となり106割れ。一時105.85の安値をつけ、東京時間正午現在は105.95レベルで取引されています。 
日経平均は、昨晩の米株価の大幅安をうけて売りが先行、下げ幅は一時940円を超え3万円の大台を割り込みました。その後は東京時間も下落を続けていた米株先物が反発の動きを見せたことでやや持ち直したものの上値は重く、722円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米国債の売りが一段と強まり、10年物米国債利回りが一時昨年2月来となる1.6085%まで上昇、同利回りは1週間で0.3%以上上昇した計算です。急ピッチな長期金利上昇に株式市場には大きく調整が入り、NYダウは559ドル安で取引を終了しています。
ドル円はリスク回避のドル買いと円買い双方が強まる中で、昨晩に関しては米長期金利の上昇に追随する形で値を上げ一時106.40の高値をつけ、そのまま106円台前半でアジア時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は本日の上昇で昨年9月来の高値水準をつけています。本日は反落するもドル買い地合いは強く、1月以来の上昇トレンドを維持した形です。

昨晩からの株の下落は、長期的な景気回復見通しにもとづく長期金利の上昇によるもので、一時的調整にとどまるとの楽観的な見方もあります。しかし、米債券市場の下げが急なだけに、売りが売りを呼ぶ展開に米長期金利が一段高となり、株価の調整が長引くリスクも否定できません。本日この後も主要国の株式市場と米長期金利の動向から目が離せいない状況が続きそうです。

ドル円106円割れ 上値拡大後に反落

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