ドル円105円挟みで膠着 午前の値幅10銭 (2/4午前)

4日午前の東京市場でドル円は小動きに終始。

ドル円105円挟みで膠着 午前の値幅10銭 (2/4午前)

ドル円105円挟みで膠着 午前の値幅10銭

4日午前の東京市場でドル円は小動きに終始。朝方105.04で取引が始まったドル円は本日も105円を挟んだもみ合いとなり、東京時間正午現在は105.05レベルで取引されています。午前の取引レンジは104.98-105.08のわずか10銭で、実質動きなしでした。日経平均は、利益確定の売りが先行する中でまちまちの動きとなり、130円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、好調な米経済指標や、追加経済対策期待に米株価は堅調に推移、米長期金利もじりじりと上昇しましたが、ドル円は無反応。東京時間に比べ、わずかに上値は伸ばし105.11をつけたものの、前日高値105.17には届かず、下値も104.97と限られました。

為替市場は週末の雇用統計の発表を前に様子見気分が強く、また、新たな材料にも欠けることから積極的な取引が控えられています。期日を迎える105円ストライクの大口オプションの存在が相場を動きにくくしているとの指摘もあります。

テクニカルにはドル円は昨日の高値が前日高値に届かなかったことで上昇に一服感が出ています。
結局この2日間ヘッドアンドショルダーのネックラインには到達できず、本日同ラインは105.30に上昇しています。とはいえ現在のレベルからさほど離れているわけではなく、200日移動平均線も105.58レベルに低下してきていることから、引き続きドル高方向のリスクは低くはないものと思われます。ドル円は本日この後も静かな値動きが続きそうですが、このところ連日のように、夕刻欧州序盤に対ユーロでのドル買いが仕掛けられていることもあり、思わぬドルの上昇が、トリガーとなる水準をヒットする可能性も無きにしも非ず。ドル高サイドの値動きには念のため注意が必要です。

ドル円105円挟みで膠着 午前の値幅10銭

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