円急騰後のターゲット
日銀のYCC(イールドカーブコントロール)変更という実質的な引き締めへの転換で東京市場は大荒れとなりました。特に為替市場ではドル円が7円近い急落を見せ、週初の見通しをわずか1日で見直さざるを得なくなっています。
テクニカルにどこを目指しているのかを考えます。週足チャートをご覧ください。
ドル円週足チャート
コロナショック後の安値と2022年高値の38.2%押しが132.54、年初来安値と高値の半値押しが132.72と132円台半ばは重要なターゲットでしたが、昨日の動きで下抜けてきました。次のターゲットはラインマーカーで示した8月安値130.39となりますが、昨日の安値は130.57と至近でいつトライしてもおかしくありません。そうなると、その次は130円の大台というよりも年初来安値と高値の61.8%押しとなる128.18です。
ここで月曜週報で使った日足チャートをご覧ください。
ドル円日足チャート
まさか、ここまでの動きになるとは思っていませんでしたが、年初来高値からの平行下降チャンネルは今後の動きを考える上で結構いい線になってきたように思います。
海外市場がクリスマスを控えて流動性が低下していきますので、思わぬ円高として128.18は意識しておいたほうがよさそうな水準となります。
オーダー/ポジション状況
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