NZ、6月貿易収支予想
(今回発表予想7月24日10時00分現在)
発表予定:日本時間2018年7月25日朝7時45分
NZの貿易収支推移(青)と3ヶ月移動平均線(オレンジ)
…NZの貿易収支は季節要因として、大方例年3〜5月に黒字のピークとなり、8〜11月に大きく赤字傾向となっています。例年の6月(下図○印)を見ると、ほぼ7月は例年マイナスの中で、その前月である6月が最後の黒字のケースが多くなっています。このパターンを踏襲すれば、今回もエコノミスト予想が黒字ですので、このまま発表される可能性が高くなりそうです。
但し、各年上半期の黒字額が2013年以降で、月平均黒字額が+1.13〜+5.18億NZドルで、2018年は1〜5月で▼0.3億NZドルですので、今回予想通りになればかろうじて上半期黒字を確保するだけの状況です。従い、ここまではGDPベースでマイナス要因になっています。
(○印は各年6月、縦の黒い線より右側は6月予想値、赤い線は収支ゼロ)
6月貿易収支の内訳予想は輸出5.06億NZドル(レンジ49.0〜52.3億NZドル、5月は54.2億NZドル)、輸入49.2億NZドル(レンジ48.0〜49.5億NZドル、5月は51.2億NZドル)となっており、5月と比較して輸出入共に減少予想ですので、内容的にはあまり芳しい予想ではありません。
23日のNZドル/米ドルの為替は米ドルの買戻しにNZドルは弱含み、23日の高値から30〜40ピップス程度安くなっています。結局0.6830〜40米ドルの抵抗線に止められ、0.68米ドル割れになっています。下値サポートが0.6720〜30米ドルにあるので、明日の発表まではこのレンジ(0.6720〜0.6840米ドル)内で迎えそうな流れになっています。(7月24日10:55、1NZドル=0.6793米ドル)
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