米11月鉱工業生産指数の予想
本日はNY連銀製造業景況指数に続き、11月鉱工業生産指数と同設備稼働率が発表されます。
(今回予想2020年12月15日9時現在)
前回10月の鉱工業生産指数(IP)は予想を若干上回りました。11月予想は前月比小幅上昇の+0.3%になっています。下図を見ると、先行指数であるNY連銀製造業景況指数(NY:オレンジ)と一致指数であるIP(青)を合わせたチャートです。過去のパターンではトレンドとして、NYが先行し、IPが続く形になっています。従い、7月以降のNYの改善傾向が反映されれば本来はIPがもう暫くは上昇しても良いのですが、コロナの関係でマインドが変わり易く、NYが非常にボラタイルになっているので、IPが直ぐに追随する可能性もあります。もしIPが早々と下がるようであれば、コロナ前の高値(〇印)を回復できずに悪化することになります。
鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数
(青の矢印が今日の発表値予想)
下図はユーロドルの週足チャートです。流れは今年3月底値から上げたラインA(=1.1310)に沿ってユーロ高となっています。上限はこのAから平行に上げたB(=1.2220)とC(=1.2270)があります。7月にBを越えてCにタッチしましたが、その後は調整入りとなりました。今月は再度Bまでユーロが買われ、現在の位置はこのBまでなのか、あるいはCまでトライ出来るのかにいます。目先はD(=1.2175〜80)でダブルトップになっていますので、まずはこの高値をクリアしなければなりません。もしDで止められた場合には、ユーロ高からの調整入りとなる可能性が広がります。この場合はまずE(=1.1980)方向の下押しになり、これを切れてしまうとF(=1.1820)が次のサポートとして目安になりそうです。
(2020年12月15日13:15、1ユーロ=1.2151ドル)
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