ドル円104円近辺で小動き FOMC前で様子見
15日午前の東京市場でドル円は小動き。午前中の取引レンジは103.99-104.13のわずか14銭、東京時間正午現在は104.08レベルでの取引です。
日経平均は、米株式市場の下落、昨夜政府がGoToトラベルを12/28から1/11まで全国で一時停止すると発表したことなどを受けて売りが先行。その後買戻しも入り一時プラス圏に浮上する場面もありましたが結局83円安で午前の取引を終了しています。
昨晩は欧州時間には英欧の貿易交渉継続の余韻からの欧州通貨買いが残り、対欧州でのドル売りの余波でドル円も一時103.51と最近の取引レンジを下抜ける動きとなりました。ただ、その後は楽観ムードが払しょくされ、短時間で104円近辺に戻っているため、レンジ下放れというよりは、下方修正にとどまりそうです。
市場は本日からのFOMCを控え様子見気分の強い状況となっています。結果公表は日本時間17日未明なのでまだ時間はあるものの、そもそも手掛かり難で動きようがなさそうです。
例年12月のFOMCが終了するとクリスマス休暇に向けて消化試合的な雰囲気の漂う為替市場ですが、今年は英国とEUの貿易協議が年末ぎりぎりまで継続する可能性があり、やや緊張感が残ります。とはいえドル円に関しては対欧州のドルの売り買いや株式市場を通じての間接的な影響にとどまるため、やはり今回のFOMCが年内最大のイベントと言えそうです。
そのFOMCに関しては追加緩和に対する期待は根強いものの、ここへきて、米株価の堅調や、政府のFRB緩和資金引き上げの動きから、やや緩和可能性が後退してきており、波乱含みです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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