ユーロドル18年4月以来の高値圏、日中も高値更新後小幅反落
2日の東京市場でユーロドルは上値を探る動き。昨晩海外時間のドル軟調に1.2077レベルまで大きく値を上げたユーロドルは東京時間に入ってからも堅調に推移。一時1.2088まで上昇し2018年4月以来の高値水準を更新、東京時間18:30現在は1.2060レベルの取引です。
昨晩は米国に続き欧州圏でもコロナワクチンの緊急使用許可申請がされ、本日英国ではファイザー社のワクチンが承認され来週からイギリス国内で使用可能となったと発表されています。
ワクチン早期供給期待からリスクセンチメントが改善したことで主要通貨に対してドルが売り戻される動きとなっており、ユーロは昨晩9/1の年初来高値1.2011をあっさり上抜け、2018年4月以来の高値水準で推移しています。
テクニカルにはユーロドルは昨晩年初来高値をつけたことで、次のターゲットは2018年2月高値1.2555から今年3月の安値1.0636までの下落の76.4%戻しの1.2102。ここを上抜けた場合、11/4からの上昇トレンド上限の1.1278や3月からの上昇トレンドの上限の1.2250レベルぐらいしかレジスタンスらしいレジスタンスも見当たらず、ユーロ買い地合いが一層強まることとなります。
序盤の欧州主要株価指数は、英国のEUとの通商交渉決裂の可能性を嫌気して軟調推移。
本日この後は、22:15に米11月ADP雇用統計、24:00にFRBパウエル議長下院議会証言、28:00には地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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