ドル円小幅反落
12日午前の東京市場でドル円は105円台前半での小動き。朝方105.40レベルで取引が始まったドル円は輸出企業による実需のドル売りとみられる動きに10時前後に小幅ながら急落し105.21まで値を下げましたが、基本的には材料難。東京時間正午現在は105.30レベルで取引されています。
日経平均午前は一時220円超上昇し、本日もザラ場での年初来高値を更新しましたが、利益確定の売りに109円高に上げ幅を縮小し、午前の取引を終了しています。
昨晩は米国市場が祝日で為替、債券は休場となる中で取引が継続された株式市場ではハイテク銘柄中心に買い戻しが入り、ナスダック総合指数が2%超回復しました。リスクセンチメントの改善が続く中、ドル円は9/11の高値をわずかに上回る105.68をつけましたが高値追いにはつながらず、105円台前半で東京市場につないでいます。
テクニカルにはドル円は昨晩一目均衡表の「雲」の上限を再び上抜ける場面もありましたが、90日移動平均線(昨日105.69)に頭を抑えられる形で下落に転じ現在は一目均衡表の「雲」の下まで後退しています。
ワクチン開発への期待が継続する中で、欧米での感染拡大はピッチを上げており、13日からはニューヨーク州内でレストランとスポーツジムの営業を午後10時までに規制、集会も10人までに制限されるなど規制が強化されます。昨晩のハイテク株上昇がリスクセンチメントの改善の波及によるものか、コロナからの立ち直りの遅れを材料とするものか判然としない部分もあり、本日米国勢本格復帰後の株価動向が引き続き注目されます。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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